奇跡なんて、めったに起こらないし自分にはほとんど関係のないこと…
なんて思ったりしたこと、ありませんか?
実はとても身近なことなのだと思うようになったのは、最近のことです。まあ、ものは言いよう、というやつなんですが。
この世の当たり前、当たり前だけど、奇跡。
誰かがそうしなければ、何かがそうならなければ、なかった奇跡。
この世に存在する人も動物も植物も建物も街も森も海も砂漠も雲も言葉も思想も宇宙も、
すべての存在が、奇跡が繰り返されてこその存在。
(宇宙に関してはその存在はどこまで明らかにされているのかよく知りませんが。)
「無限」分の1の確立で、全てのものが存在し、出会い、影響し合い、機能している。
これが奇跡でなくてなんなのでしょう。
奇跡や偶然でなくて、実は必然なのかもしれない。
そしてもしかしたら、存在しているなんて嘘なのかもしれない。
そしてもしかしたら、存在しているなんて嘘なのかもしれない。
勝手にそう思っているだけなのかもしれない。
でも、必然だとか嘘だとか思うよりも、奇跡だと思ったほうが素敵ですね。
ここに私がいること。…この瞬間に、この姿かたちで…
今世界が存在しているということ。…この宇宙に、この広さで…
そこに虫歯ができているということ。…その大きさで、その拡がり方で…
そこで歯周病が進んでいるということ。 …その骨の吸収ラインで、その歯石のつき具合で…
奇跡。
虫歯の原因菌や、歯周病の原因菌も、実は私たちと同じようにお口の中で実にドラマティックに生死を繰り返しているのでしょうか…。
人間関係ならぬ細菌関係に苦悩したり、
時折入ってくる砂糖などのご馳走にはしゃいだり、
鬼気迫る歯ブラシ侵略の光景や化学兵器たる歯磨き剤に怯えたり、
唾液中の抗菌物質や血液・浸出液中の免疫細胞とは常に戦闘状態で…。
いろんなことに一喜一憂しながら実は健気に生きているのかも…
それに手を加えている自分は、それらの在り方を変えてしまって、実はとんでもないことをしているのか!?
…。
いやいや、彼ら(細菌たち)に気を遣っている場合ではありませんね。私は歯医者でした。
そうそう、歯医者になって本当に良かったなと思えること、それは歯磨きが上手になったことです。きちんとできてないとどういうことになってしまうかも、よ〜く分かっていますので、面倒くさくてもやっぱりやらなきゃ!と思えます。(もちろんサボることもありますが(笑))。歯は一生使うもので、失ったら元通りになりませんので(歯の再生に成功したというニュースをつい最近目にしましたが、臨床応用はいつごろでしょうね)大事にしたいですし、毎日使うものですから歯のことで煩わされたくありません。小さい頃は虫歯だらけで、何年か前まではプチ歯周病だった私ですが(苦笑)、今では歯磨きが上手になってお口の中にたくさんの奇跡をもたらしています!
歯ブラシの仕方一つで、食習慣のあり方一つで、意識の持ち方一つで、お口の中の様々な細菌たちの運命が奇跡的な道をたどって、全く新しい世界が訪れるに違いありません。あなたも奇跡を生み出してみませんか!?
2007.2.20 歯科医師 上田祥佳