先日、お盆休みを利用して富士山に行ってきました。いろんな意味で非常に思い出深い旅となりました。
夜8時、ガイドのおじさんを先頭に五合目から登山開始。富士山頂についたら、「一年生〜になった〜ら♪」の歌詞のようにおにぎりを食べてやる!という野望を胸に、そしてコシヒカリの梅おにぎりを背中に、私は登頂の決意を新たにしました。登山道にはもちろん明かりはなく、みんなヘッドライトや懐中電灯持参で歩きます。ふもとの方を見下ろすと、なんとラッキー、ちょうど河口湖で花火大会をしていて、花火がうずらの卵ぐらいに小さくかわいく揚がっているのが次々に見えました。夜空を見上げると、プラネタリウム並みの満天の星空。北斗七星の柄杓やカシオペア座のWの字がいつもの5倍くらいの大きさで眼前に迫ってきました。そしてまたまたラッキー、ペルセウス流星群が近づいており、流れ星がいくつも鮮明に見えました。ここぞとばかりに願掛けをしましたが、かなり欲張ったので成就は微妙でしょう。それはさておき、我々はどんどん歩を進め標高を上げてゆきました。しかしながら、お盆の土日ということもあり山道はかなりの混雑。人、人、人。やたらと陽気な東南アジア系?中東系?の人たち(←サンダルで富士登山してました!(笑))や中国人、欧米人など、とにかく人種を問わず人が溢れていて、途中からはなかなか思うように進みません。登山開始も遅れ(帰省ラッシュでツアーバスが遅れたので)、山道の渋滞でさらに遅れを取り、途中の山小屋に寄ったのは予定より3時間遅れてのことでした。そこでガイドさんから悲しいお知らせがありました。「集団で上るとなると、登山道の渋滞で山頂は無理です。」え〜〜〜、そんなぁ!おにぎりはどうするんだ!?と思いましたが、仕方ありません。そこの山小屋で、小屋で御来光を待ってそのまま下山組、行けるところまでガイドさんと行く組、個人行動で渋滞の間を縫って山頂を目指す組、に分かれて行動することになりました。私はガイドさんについて行けるところまで行くことにしたのですが、、、。途中私は、ガイドのおじさんに、せっかく来たのに山頂に行けないのは残念だ、と漏らしていました。そして、ここがもう渋滞具合的に限界だろう、という標高3400mまできたとき、ガイドさんが「山頂行きたいんだろう!?」と聞いてきました。「あ、は、はい」「よし、連れてってやる!でもめちゃくちゃしんどいぞ!」え、えーっと、そんなにしんどいのならちょっとやめとこう…かなぁ、、なんて思ってみたりもしましたが、とてもそんなことは言えませんでした。ほかにも登頂希望者数名を募っていざ下山道へ!そう、逆流して上るのです。足元はほとんど砂のような質感の砂利と火山灰。勾配はものすごく急。おじさんはザクザク先へ行ってしまいます。私も頑張ってついていこうとしたのですが…。あ、あかん、しんどすぎる、もう〜ダメ…。 150mぐらい上っただけでもう息ができなくなり、足も動かなくなるほどの苦しい道。ああ、私はもうだめ、ほかのみんな、私に構わずおじさんについていってちょうだい!と思って後ろを振り返ると、辺りはこつ然、すでにもう皆さんリタイヤしてしまっていました。あ〜れ〜〜。どうしましょう!すると「がんばれ〜〜ぃ!」とおじさんの声。 くそー、私が行かねば誰が行く!!!???
私自身、自分がこんなに根性のある人間だとは思っていませんでした。本当に死んでしまうのではないかと思いました。学生時代部活をやっていた頃の強化練習なんかより、よっぽど苦しかった。でも、もしその部活すらやってなかったら、多分冗談抜きで途中で倒れていたと思います。ヨレヨレになりながらも御来光に間に合って山頂に着き、それはそれは素晴らしい景色を私は自分のものにしたのでした。息を呑むほど美しい日の出でした。(実際の息も絶え絶え!)登頂の達成感は言葉で言い表せないものでした。それもこれもガイドのおじさんが私を一生懸命山頂まで連れて行ってくれたからなのです。励ましの声をかけてくれたり、途中引っ張ってくれたり…。感謝です。そして登頂後、「君は人生で成功するよ!」と言ってくださいました。えへへ…この先きっといいことが待ってるに違いないわ!さあ、素晴らしい明日に向かって生きていくわよ!!
下山後。五合目で携帯電話を無くしました。帰りの新幹線で切符を無くしました。お盆休み中お腹を壊しました。 あ、あれ…?
そういえば、山頂でおにぎり食べてない〜〜〜〜!!!(涙)
写真は上から、待ちに待った御来光、長蛇の列の山道、標高3000mからの美しい景色。
2007.08.21 グリーン歯科クリニック 上田祥佳